法務の職務経歴書の書き方

採用担当者はどこを見ているのか?
⇒『知的財産および海外との契約関連業務の経験』

職務経歴書は自分という商品のパンフレットです。書き方一つで相手に魅力的に見せることができます。そしてアピール方法は職種によって様々です。記述する順番、内容、表示の仕方により、それぞれ自身の経験やスキルをアピールするポイントは変わり、自身の職務経歴が効果的に表現されない事が多々あります。法務の求人は、経験重視の少数採用ですので、他の応募者との書類上の差別化が重要になります。以上を踏まえました「職務経歴書の基本的な書き方」を記載しますので、ご参照の上、職務経歴書作成にご利用ください。

 
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目次

法務の職務経歴書の書き方のポイント

見本(サンプル)

職務経歴書

日付:

氏名:

【在職の会社状況】
勤務会社名
  • 株式会社○○○○(2002年4月~現在在職中)
事業内容
  • 通信システム、情報処理システムおよび電子デバイスの製造・販売ならびにこれらに関するサービスの提供
従業員数
  • 8,000名
【事業概要】
1986年4月
  • ××株式会社入社、法務部経営株式グループに配属。
1989年4月
  • L職(リーダー・主任)に昇進
      与えられた業務に対しては実質上の責任者として対応
1998年4月
  • 法務部国際法務グループに配属
      M職(マネージャー・課長)に昇進
      部署の責任者としての職務を行う
2002年3月
  • 一身上の都合により退社
2002年4月
  • 株式会社○○○○ 法務部長として入社 現在に至る。
【担当職務内容】
1986年4月~2002年3月
1)商法関連業務
  • ・法定取締役会議案の作成
  • ・登記実務
  • ・株主総会事務局
  • ・会社定款の作成
  • ・執行役員制度導入の設計
  • ・法令遵守監査
  • ・手形小切手に関するアドバイス
2)各種契約関連業務
  • ・各種契約書および約款の作成、内容審査、添削
  • ・業務委託者等各種アウトソーシングの制度設計および契約書の作成
  • ・社外法務担当者との契約条件交渉・社内担当部署および関連会社からの各種法律相談対応
3)知的財産法関連
  • ・権利譲渡、使用許諾、出版契約、CD販売契約の作成および締結
  • ・インターネットサイト「○○」一般利用会員向け利用規約・約款の作成および審査
  • ・上記「○○」提携事業者(××・△△等)との契約条件交渉および契約書作成、締結
  • ・社内担当部署からの著作権・商標権等知的財産権に関する相談対応および法令遵守アドバイス
4)訴訟関連業務
  • ・顧客および消費者とのトラブル対応
  • ・訴訟提起および訴訟対応
  • ・調停対応
  • ・債権回収(内容証明郵便作成および送付、仮差押等の実務)
5)その他
  • ・顧客または利用者とのトラブル対応
  • ・弁護士渉外
  • ・異動者および新人教育
【担当職務内容】
1984年4月~2002年3月
6)国際法務業務(英文契約書審査を主要業務とする)
  • ・販売店契約、秘密保持契約、サーベイヤー派遣契約、共同開発契約のドラフト(日英版および同党書の作成) 建設請負契約の審査およびドラフト/翻訳
  • ・韓国通信会社との共同開発契約書(日英)のドラフトを担当(2000年9月~10月)
  • ・訴訟支援(証拠収集・争点整理など)
  • ・弁護士対応(海外弁護士へのレター起案、海外弁護士意見書翻訳、国内弁護士との相談対応)
1984年4月~現在
  • 法務部全体の責任者として、20名の部下を管理
  • 兼任として、某外資系企業との提携プロジェクトの責任者に従事。
【担当職務内容の詳細】
(1)商法関連業務
1999年5月
  • 関連会社米国法人インターナショナル・○○日本支店の役員変更登記
(2)各種契約関連業務
1999年4月
  • Eラーニング事業進出の際の提携事業者向け契約書作成および事業撤退に伴う提携事業者との契約解除整理
2002年9月
  • 米国法人との英文ライセンス契約に基づく国内事業者とのサブライセンス契約書の作成およびライセンス契約違反事項の指摘と改善
(3)知的財産法関連
2001年8月
  • 提携事業者との実用新案出願に関するトラブル対応(弊社が実用新案権を有していることが明確であるため和解)
(4)訴訟関連業務
2000年8月
  • 取引先宗教法人に対する債権回収(内容証明郵便送付、訴訟提起、第一審勝訴、控訴審にて和解)
【志願動機】

 2002年度から法務の責任者として従事しており、現在は英語力と専門であった契約法務の知識が認められ、某外資系企業との提携プロジェクトの責任者として従事しております。
 そのプロジェクトは提携締結とともに、来月終了予定なのですが、今の会社は海外展開を積極的に行っているメーカーではないため、今後国際法務としての経験を生かすことができるような仕事が非常に少なく、実質的には日本の案件をフォローし、部下の管理をする仕事が多くなることが避けられない状況です。

 やはり自分のスキルと経験を生かしていくには、グローバルに展開している企業で、国際法務部での海外契約に携わっていくことが重要だと考えるようになった。
 御社の事業計画を拝見すると、今後の海外展開が経営の重要課題として挙げられていたので、ぜひそういった舞台で活躍し、世界的に一目おかれるような企業にしていきたいと思い、応募いたしました。

∗英数字は半角入力、以外は全角入力が好ましいです

【日付・氏名】

記入日の日付と氏名を明記してください。

【在職の会社状況】

法務の場合、勤務先の事業内容がスキルに影響します。
メーカーなのか、サービス業なのかといった業種の部分であったり、海外展開をしているのか、外資系企業なのか、従業員数の大小といった形態の部分等がポイントになりますのでご注意ください。
離職中の方は前職の内容を記述しましょう。

【事業概要】

次に記述する「担当職務内容」との関係を考慮し、職務概要を紹介しましょう。
その中で、自身の役割/役職を加えて記述することにより、自身をより効果的にアピールできます。

【担当職務内容】

【職務概要】で記述した経歴の詳細を時系列にて記述しましょう。記述する際には以下を意識して職務経歴紹介をしましょう。

◯知的財産法関連業務
◯訴訟関連業務
◯国際法関連業務
◯実績に対する貢献度合
◯マネジメント経験の有無

【担当職務内容】

法務職では現在、知的財産、契約(特に英文での契約関連)、海外関連の業務経験が特に重要視されます。
以下の項目のような経験がある際には、それをアピールするような形で、自身の職務経歴を紹介しましょう。

◯特許
◯商標
◯著作権
◯調査/出願/訴訟
◯各種契約

【担当職務内容の詳細】

法務職は、実績のみえにくい職種です。また同じ業務の繰り返しとなるケースも多く、職務経歴書にありがちな年表的表現で記載するのは難しいことも珍しくありません。
職務内容に関する詳細を記述する項目を設けることにより、具体的な実績を記述し、自身の実績/経験を効果的にアピールしましょう。

【志願動機】

絶対に必要な項目ではありません。しかし、現在の転職市場において転職理由と志願動機は、選考ポイントとしてはかなり重要視されます。
また、職務内容で表現できない経験/実績をアピールする場として活用できます。例えば専門学校に通っていたり、通信教育にチャレンジしているなどの自己啓発です。
応募企業に強い思い入れがあればアピールする場合としても有用的であり、好印象を与える可能性も高いです。

法務の職務経歴書のサンプルフォーマットをダウンロード

下記より「職務経歴書」のサンプル(Word)をダウンロードいただけます。

Check Points!

  • 職務概要および職務内容の中で自分の役割を書けているか
  • 今、企業での重要度が増している業務経験をアピールできているか
  • 志望企業に合わせて自己PRと志望動機が書けているか

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