面接の自己紹介・自己PRの質問・回答例
面接の質問対策(2)

目次

 

自己紹介でよく聞かれる質問と回答例

転職面接でよく聞かれる質問は、これまでの業務経験やスキル、転職理由です。しかし、自己紹介を求められることもあります。自己紹介を求められたら、自分がどんな人物であるかを簡潔に説明することがポイントです。1分程度、長くても3分以内程度でまとめておきましょう。自己紹介ですべてを伝えようとさまざまな内容を盛り込む必要はありません。

具体的には、「氏名・経験社数・各社歴(各企業の業種×職種×勤務年数×転職理由)」を1分にまとめます。長い仕事ブランク期間があれば、それも含めます。

質問1「自己紹介をお願いします」

自己紹介に関する質問のパターンとしては、ストレートに「自己紹介をお願いします」と質問されるケースが多いです。この段階で、自己PR内容ばかりの自己紹介になるのは逆効果です。「あなたは、どんな経歴をたどってきた、どんな人ですか」と問われたつもりで答えるとよいでしょう。まず、名前と面接機会を与えられたことに対するお礼を述べて、仕事やキャリア面のアピールポイントを伝えて締めるという構成にするとまとめやすいです。

たとえば、営業志望の場合であれば以下のような形でまとめるとよいでしょう。

「私は広告代理店の株式会社〇〇〇〇にて広告営業職5年の経験があります。主なクライアントは電気メーカーや自動車メーカーで、媒体はWeb、TV、新聞を中心に取り扱っていました。また、リアルイベントの開催の企画なども積極的に提案し、業種や予算、クライアントの要望、ターゲットの顧客層を踏まえて、さまざまな手法を駆使した提案を行ってきました。」

質問2「今までの職歴や経歴について教えてください」

ストレートに自己紹介を求められるパターンではなく「これまでの職歴について教えてください」といった形で自己紹介を求められることもあります。転職の面接ではこのパターンも多く、面接担当者側からすると、経歴に的を絞って説明してもらいたい意図がありますので、主旨から外れないように答えることがポイントです。

話を整理するためにはまず、前職の会社の業種、経験してきた職種、仕事における立場や役割を伝えます。そのうえで、どのような経験を積んだのか、どんな成果を出したのかを説明するとよいでしょう。成果については数字で伝えられることは数字で説明すると効果的です。短い時間で説明できるようであれば、簡単なエピソードを入れるのも選択肢のひとつです。ただし、その後の質疑応答でもエピソードを紹介する機会はありますので、長くなりすぎないように注意しましょう。

カスタマーセンターの仕事をしていた場合の例としては、以下の回答が参考になるでしょう。

「カスタマーセンターで個人のお客さまの対応を5年間していました。最後の数年間は、カスタマーセンターの代表として全社の業務改善プロジェクトにも参加し、効率10%アップを達成しました。また、プロジェクトに参加することで、クレームの伝達から改善までの期間を平均1日短縮する成果もあげています。この経験は、個人のお客様とのお付き合いが深い御社で活かせると考えています。」
事前にQ&Aを想定し、模範解答を面接までに用意しておくことが大切です。

自己PRでよく聞かれる質問と回答例

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面接で自己PRを求められた場合のポイントは、応募している会社の役に立てることをアピールすることです。採用担当者は、単に応募者のスキルやキャリア、強みを知りたいわけではありません。その強みが、自社が求めているものに合っているかという再現性を見極めようとしています。

また、スキルだけでなく、仕事の進め方や考え方、重視するポイントが社風と合っているかも確認することが、この質問の目的です。そのため、しっかり応募する会社の研究を行ったうえで自己PRを行うことが大切になります。ひとりよがりのアピールではなく、相手の立場に立ってアピールすることがポイントです。

質問1「ご自身の長所を教えてください」

「ご自身の長所を教えてください」「あなたの強みは何ですか」という質問がきたら、自己PRのタイミングです。アピールしたいスキルなどが多数ある場合は、応募する会社で役に立つスキルに絞って回答するようにしましょう。

たとえば、以下のように成果を数字で表現すると説得力が増します。

「提案力が私の強みです。また、提案するだけでなく、提案を実行することも得意です。新しい販促キャンペーンの提案と実施の結果、前年比120%の売り上げを実現したことがあります。御社でも、経営方針と顧客層を踏まえて新たな提案を行い、率先して行動に移せるスキルを活かして売上アップに役立てると考えています」

また、数字で表現しにくい場合は、職域や職場環境の類似性などで応募する会社の業務に直結するスキルがあることをアピールするのも効果的です。
「現職は支店での総務担当で、人事・経理・秘書・ときには営業アシスタントなどのバックオフィス系の仕事は何でも幅広く経験してきました。小さな無駄を省くような工夫を重ねることが好きで、業務フローの分析や仕組みの改善は日常的に行い、それが全社に採用されたこともあります。御社でも仕事への垣根を設けずマルチタスクな役割が担えると思っています。」

質問2「今までの仕事でもっとも誇れる実績や成功体験は何ですか?」

長所や強みを聞くという質問ではなく、今までの仕事の成果や成功体験を聞くことで、応募者の強みやスキルを確認しようという質問を受けることもあります。想定質問としては「今までの仕事でもっとも誇れる実績や成功体験は何ですか?」です。

この質問を受けた場合は、どのようなスキルがあったのかを説明するだけでなく、成果を明確に伝えることがポイントです。また、成果を出すに至ったプロセスについても説明することを忘れないようにしましょう。自分の考え方や仕事の進め方を理解してもらうことに役立ちます。プロセスについては、目標設定と状況把握、考え方、具体的な進め方の計画、工夫した点、実行プロセスを伝えます。

たとえば以下のような形でプロセスを含めて説明すると効果的なアピールにつながります。

「契約に関するトラブルが過去にあって関係がこじれてしまい、長期間取引が途絶えてしまったお客様との取引再開に成功したことです。このお客様は、取引額としては少額ですが会社の業績と財務基盤が安定しており継続的な売上が期待できるため取引再開は会社のためになると考えました。手段としては無理やり取引再開のお願いをするのではなく、地道に関係改善を図る方法でアプローチしました。具体的には、週1回の情報提供です。営業から入るのではなく信頼回復から入ることによって、徐々に信頼していただけるようになりました。最終的には、以前の数倍のお取引をいただけるようになったことが成功事例です。」

成功の秘訣としては、面接官に質問されることを一覧にした想定問答集を作成し、面接の準備することをおすすめします。

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