30代経理が上場企業への転職を成功させた事例|転職事例

内定を積極的に採りにいく姿勢が大事。不利な状況下で転職できた秘訣とは

今回のお客様は、中国ご出身の30代男性です。中国で就業されたあと、日本の大学院で学ばれ複数の日本企業での就業を経験されています。お客様はさらなるキャリアアップを目指し、上場企業への転職を希望されました。不利な状況ながらも他の候補者との差別化と積極的なプレゼンテーションに尽力され、上場企業の経理職への転職に成功されました。

日系企業で経理を担当する30代の中国出身男性の転職

転職前は、小規模な日系電子部品メーカーに勤務。経理職として主導的な立場で経験を積まれており、当時の年収は530万円でした。
内定を獲得したのは東証一部上場メーカーで、これまでと同じ経理職です。お客様が求めていた上場企業への転職を実現されて、年収も600万円にアップしました。
もともとは中国の大学を卒業したあと、現地で就職されました。その後、日本の国立大学大学院を修了し、日本で再就職されます。これまでに日本の企業3社での就業経験があり、転職前の企業では経理部門をリードする存在でした。

上場企業で経理の経験を積むため転職を希望

転職を希望されたのは、上場企業での経理の経験を積みたいという目的があったからです。上場企業と非上場企業の経理業務には大きな差があります。IRなど上場企業でなければできない業務が多数あること、上場基準に則った経理実務が求められること、そういった意味でもスキルアップをはかりたいとお客様は熱く話されていました。また、将来的には中国での駐在も視野に入れたいとのことで、その可能性がある企業への転職を希望されていました。また、年収アップも転職先に求める条件のひとつでした。

転職の決め手は自身の希望を叶えられると実感できたこと

内定を獲得した企業への入社を決意した理由は、ご自身が希望されている“上場企業でのキャリア形成”という目標を叶えられると実感できたからです。また、年収もアップできたことが決め手となり、十分納得のいくかたちで転職活動を終えることができました。
当初、お客様の希望を全て叶える転職は決して楽なものではない様に感じられました。お客様は転職前に勤めていた企業で豊富な実務経験を積んでいました。しかし、非上場企業であり、経理として携わってきたビジネスの規模も小さいというのがネックでした。また、中国での就業経験を含めると、今回の転職で5社目となります。こういった状況から考えると、お客様が上場企業へ転職するのはかなり厳しい状況でした。この様な不利な状況ながら、前向きな工夫を重ねたことで上場企業の内定を獲得することができました要因です。
最初の関門は書類選考です。お客様の転職回数では、書類選考を通過するのも容易ではありません。そのため、職務経歴書だけではわからないご本人の語学力の高さや知性を積極的にアピールしました。そして、面接で不利な状況をカバーするために実施したのが、お客様自身が作成した資料を持ち込んでのプレゼンテーションです。役員との最終面接では、競合他社の財務諸表を分析し、志望先企業の優れている点や課題などを役員の前で発表しました。これによりお客様の優れた分析力をアピールしつつ、志望度の高さも印象づけることができました。その結果内定、しかも最終面接が終了した直後にご連絡をいただいています。

積極的に内定を採りにいく姿勢が転職を成功へ導く

当初、今回のお客様は、ご希望通りの転職を実現するのがかなり困難に思えました。しかし、応募してみないことには結果はわからないと考え、二人三脚で積極的にチャレンジしました。それが功を奏し、よい結果を生みだすことにつながったと考えています。実は、プレゼンテーションを行うというのはお客様ご自身のアイディアなのです。ご本人が積極的に内定を採りにいくという姿勢で臨んだからこそ、念願の上場企業へ転職することができました。内定をもらうのではなく、採りにいく姿勢が大切だと改めてお客様から教えていただきました。

LHH転職エージェントの強み

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