40代SE(システムエンジニア)のキャリアパスを考えた転職

41歳SE(システムエンジニア)キャリアパスを考えた転職

私が担当させていただいたお客様は、2次請けSIerでシンクライアント環境の構築プロジェクトのプロジェクトマネージャー(PM)をされていました。「自分自身のキャリアップを図るために転職を考えているが、どのように進めたらいいか」というご相談を受け、プライムベンダーへの挑戦をお勧めしました。2次請けと1次請けではPMの役割が大きく異なるため、新しいキャリアパスが築けると考えたからです。

41歳SEの転職

IoT時代の今、さまざまな商品がインターネットにつながっています。システムのベースとなるインフラには様々な要望が集まり、高クオリティのものを短時間で構築するプロジェクトも増えています。今回ご紹介するお客様はまさにその真只中にいるインフラプロジェクトのPMを業務としている41歳の男性SEです。

2次請けSIerでのPMとしての経験

大学卒業後、新卒で入社したのはメーカー系SIerでした。インフラSEとして10年ほど医療系パッケージシステム構築に携わり、全国の大病院に対して提案から構築までを行っています。その技術力を活かし、転職した現在の職場ではPMとしてプロジェクト完了までマネージメントする業務に携わりました。複数のプロジェクトを管理するラインマネージャーとしての実績を重ねることで統率力を鍛えられました。
独立系SIerではさまざまな案件を取り扱いますが、基本的に携わる案件は大手ベンダーの2次請けがほとんどです。年収は750万円とキャリアに合わせた妥当な金額でした。

よりユーザーに近い立場でありたい

SEが関わる業務は、ユーザーのニーズを聞きながら企画提案を行う上流工程から、実際にシステムを構築する下流工程まで様々です。お客様の現職は2次請けのため業界ごとのビジネスの流れなどの業界知識や専門性が付きづらく、労働集約的な業務になっていました。そのため、よりユーザーに近い立場で企画・提案を行うプライムの立場になって、プロジェクト全体が見える業務を遂行したいと転職を決心されたのです。

社内SEとPM どちらを選ぶか

そこでご紹介したのは、プライム(1次請け)案件を多く抱えるSIerです。その会社は自社製品を持っており、結果さまざまな業務に携わることができ、これからのキャリアパスに幅がうまれます。
企画から参画できること、ユーザーの声をもとに自社製品の開発に携われること、またモディファイできること、ちょっとしたことで業務がどんどん広がることにお客様は魅力を感じ、転職を決意されました。
年収も800万円にアップしました。
ユーザーとの距離を縮めるという観点で言えば、事業会社の社内SEも転職先の候補となりえます。しかし、お客様はエンジニアとしてより技術的専門性も高めたい、IT業界のトレンドは常に把握しておきたいという気持ちが強くありました。中堅専門商社の社内SEの内定も貰えたものの、最終的にはプライムベンダーのPMという職を選ばれました。

キャリアパスをともに考えるコンサルタント

段階を飛ばして自分のやりたい仕事に就くことはできません。まず、目標を決めて、それを達成するために必要なキャリアを積み重ねていくことが大切です。プライムベンダーが良い、事業会社の社内SEが良いではなく、どのような経験を積みながら、自分はどうありたいかをコンサルタントへ相談してみてください。今回のお客様は、40代の自分がどうありたいか、どのような技術者になりたいのかをしっかりと把握して面接に挑んだことが功を奏しました。
LHH転職エージェントでは、さまざまな情報を提供しています。ともに転職活動を進めるなかで、ご自身に合ったキャリアパスを見つけるお手伝いをさせていただきます。

LHH転職エージェントの強み

今回ご紹介した事例以外にも、たくさんの職種で実績事例があります。IT系での転職をお考えの方はぜひLHH転職エージェントまでお気軽にご相談ください。

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