三菱電機株式会社
●採用背景
鎌倉製作所は1962年、最先端のエレクトロニクス開発・生産の拠点として操業を開始しました。それから現在まで40年以上、気象観測・通信・測位衛星・宇宙機の開発や運用成功など、国内外を問わず様々な分野の人工衛星や、その搭載機器の開発・製造を手がけています。
防衛事業において、近海諸国における他国脅威、宇宙領域の防衛利用の国策展開や、ウクライナ情勢の影響もあり、光学センサ機器を活用したシステムに対するニーズが急速に高まっており、今後の業務拡大が見込まれております。
これらのニーズに対応するために、光学センサ機器に対する専門性を持った方にご入社いただくことで、開発力強化を図りたいと考え募集に至ります。
●組織のミッション
当部門では、防衛事業におけるサブシステム機器のH/W開発・設計を行っています。
防衛事業として、主に誘導飛しょう体システム、射撃管制システム、電波・光波センサ及びその関連機器の開発・量産・維持に関わり、上位システム要求に基づき、サブシステム設計を行い、各サブシステム機器への要求仕様を決定の上、サブシステム機器の電気・機械・制御・光学設計及び試験支援まで行います。
当課は、EO機器の開発業務(サブシステム設計及び光学設計)が主担当業務となります。
●職務内容
防衛装備品におけるEO機器(※)のサブシステム設計を担当して頂きます。また、周辺技術として、光学設計や電気設計に取り組むこともあります。
※EO(Electro-Optics)機器:光を用いて何らかの機能・性能を達成する電子機器
製品例:陸上自衛隊向け車両、航空機(ヘリコプター)、海上自衛隊・海上保安庁向け船舶に搭載する可視/赤外線センサや検知/測距用レーザ、衛星搭載用の可視/赤外線センサ
≪具体的には≫
実際の業務は防衛装備品におけるEO機器の開発フェーズにもよりますが、大きくは概念設計/基本設計/詳細設計業務、および試験支援業務が主な業務となります。設計業務/試験支援業務においては、関係部門・ベンダーとの調整業務や発注作業など、物作りに関連する業務全般に対応して頂きます。
●業務の魅力
・防衛事業の開発を担っており、国家施策という非常にスケールの大きい業務に携わることができることに加えて、国民の安全安心に大きく貢献できる事業です。また、将来の防衛事業の検討・取り組みも実施しており、新規技術提案等に係ることが出来ますので、やりがいをもって取り組んで頂けると考えています。
・専門技術分野で活躍頂くとともに関連する技術分野に対する視野を広げていただく機会がありますので、エンジニアとして専門スキルの向上と技術の裾野を広げる機会があると考えております。
●事業/製品の強み
・国家の防衛を担う、重要な業務であるため、コストを切り詰める設計活動よりも、先端技術を適用し最高の性能を達成することを目標としております。そのため、技術者として「最先端の技術を身に着けたい」「成長したい」という方にはやりがいのある仕事です。
●職場環境
・平均残業時間:30時間/月
・テレワーク頻度:2日/週程度
※コロナウイルスの状況による変動可能性あり。
●入社後のキャリアステップイメージ
・入社1年目は課員のフォロワー的立ち位置で、業務内容や所内ルールの把握、および設計業務を進めて頂きます。
・入社2年目は機種の開発を担当してもらい、設計業務、および設計審査会等への対応、関係部門・ベンダー・客先との打合せへの参画、試験規格の作成や試験支援、等の実務を担当して頂き、担当者として自立すると共に仕事の幅、人脈を拡げて頂きます。
・その後は、開発の推進メンバーとして課内での中核・管理的ポジションを担って頂けることを期待しています。
●使用言語、環境、ツール、資格等
・AutoCAD、MATLAB、Mathematica、MODTRAN、CODE V、LightTools
鎌倉製作所は、1962年に関東における最先端のエレクトロニクス開発・生産の拠点として操業を開始しました。
そして1976年、日本初※1の電離層観測衛星の打ち上げに成功し、宇宙開発のリーディングメーカーとしての礎を築きます。
その後、現在まで40年以上、気象観測・通信・測位衛星・宇宙機の開発と運用成功など、
国内外を問わず様々な分野の人工衛星や、その搭載機器の開発・製造を手がけております。