住友ファーマ株式会社
インシリコ/計算科学研究者(データサイエンティスト)の立場で、化学、薬理研究者と連携し、中枢神経系・がん・再生細胞医薬領域の治療薬開発を目指した創薬研究を行います。特に、化合物、生体情報(ゲノムやオミックス等)、患者さんの医療情報等を対象に、計算科学技術であるインフォマティクス、または分子シミュレーションの技術を用いた、データ駆動型の創薬研究を担当します。
i) バイオインフォマティクス技術を用いて、当社独自に取得した実験データや公共のデータを含む多種/大量の生体情報(ゲノムやオミックス等)、患者の医療情報(疾患情報や血液・脳検査データ等)などを統合的に解析し、薬剤標的あるいはメカニズムを探索する研究業務を担当
ii)分子シミュレーション技術である分子動力学計算やケモインフォマティクス技術、AI技術を用いて、標的蛋白質に対する薬の候補となる化合物等を創出する研究業務を担当
i), ii)とも、創薬応用を目指した、インフォマティクス/分子シミュレーション等の計算科学に関する技術拡充も担当いただきます。
【当該ポジションの魅力】
・長期的なキャリアパスとしては、専門性をより高め個人の力で成果を出すスペシャリスト人材、あるいは組織力を最大限に活かして成果を出すマネジメント人材に分かれ、各人の資質や希望を踏まえて、上司と相談しながらキャリアパスを描くことが可能です。また、研究以外でも、IT/データサイエンスの専門性を活かして、臨床試験などのデータ解析、営業や製造部門などを含む全社的なDXを推進するポジションなどの機会があります。
・他社やアカデミアからキャリア入社した社員も多く、明るく馴染みやすい雰囲気の職場でそれぞれの経験を活かして活躍しています。入社後早期にマネジメント職に着任した社員もおり、能力次第で様々な成長の機会を掴んでいただくことが可能です。
【職場の雰囲気】
グループでは、計算科学という共通性がありながら、それぞれが自分の得意分野をもっており、個力とチームワークの両方を重視した活気ある職場です。目標を達成するために自ら提案し、提案したことに挑戦できます。また、計算科学研究者と実験研究者が、フリーアドレスの同じ執務室で日々の業務を行っているオープンな雰囲気です。化学、薬理、薬物動態などに関し活気ある議論を行いながら、薬づくりという一つのゴールを目指して、各自のアイデアを形にすべく研究活動を行っています。
【募集背景】
・同社では、重点施策の一つとして、高度なDX人材の内製化強化とデータ駆動型創薬の推進を掲げております。最新のインシリコ/計算科学(データサイエンス)技術を駆使し、従来の仮説検証型の創薬研究から、データをありのままに取り扱うデータ駆動型の創薬研究への転換を積極的に推進しています。
・インシリコ/計算科学(データサイエンス)技術を用いた創薬研究をさらに推進し、継続的に成果を創出するため、研究員を募集することといたしました。
※ご参考:社員インタビュー↓
https://www.talent-book.jp/ds-pharma/stories/48608
◆同社では、革新的な新薬の創出に向けて、研究開発を会社の成長エンジンとしており、売上高における研究開発費率は業界トップクラスです。
◆「精神神経領域」、「がん領域」、「再生細胞医療分野」を研究重点領域と位置付けており、精神神経領域は市場でのシェア、パイプラインの品目数は世界トップクラスです。がん領域では、がん微小環境に着目した研究を中心とし、米国の研究所、アカデミアと強固に連携しながら、多様で革新的な開発パイプラインを構築中です。再生細胞医薬は、世界初の治療用iPS細胞の商用製造施設を有しており、早期事業化を目指すトップランナーです。