株式会社椿本チエイン
同社アグリビジネス部では、中⾧期経営計画で掲げる安心安全な生活基盤の構築に向けた新規事業として、レタスなど野菜を生産す
る人工光型植物工場の植物栽培システムや自動搬送装置、優良苗選別自動化システム(国内初)を開発・設計・販売していま
す。
これまでは栽培に関する自動化機器をメインに販売しておりましたが、今後は栽培ノウハウも取り入れた植物工場全体を創造し、10年後には売上数十億円規模の事業体への拡大を目指しています。
■プレスリリース:次世代モデルの人工光型植物工場を建設(2025年5月、福井県三方郡美浜町に竣工予定)
https://www.tsubakimoto.jp/company/news/press/2023/02/14/1/
【具体的内容】
・人工光型植物工場の生産性向上などを実現するロボット、自動化システム(搬送・ハンドリング・制御)、各種制御盤の電気設
計および制御設計、制御システム回路設計をご担当いただきます。
・機器単体では、移植機(ウレタン培地で発芽した苗をシリンダ等を使用して生育パネルへ自動で移植)、野菜昇降機(多段の栽
培棚内の生育パネルを各段~床レベルまで自動で昇降)植物工場全体にまたがる自働化システムなどがあります。
・案件毎に2~3名のチームで顧客要求仕様を基に機器構成や配置検討、部品選定などを行い、仕様書作成、設計、完成品検査、試運
転調整・立ち上げまで一貫して携わっていただきます。シーケンス制御設計は基本内製で行い、制御盤や各機器のハード面の製作は外部委託しています。将来的には植物工場全体にまたがる自働化システムを栽培ノウハウをベースにトータルでシステム設計を担っていただきます。
□使用ツール:三菱電機社製PLC、GX-works3、Auto-CAD
【植物工場について】
悪天候や災害に左右されず、野菜の安定生産・安定供給が可能として注目を集め、直近のコロナの影響もあり、外食チェーンや
コンビニ、業務用のサラダなどで需要が急拡大しています。人工光型植物工場運営市場は2026年に450億円規模に拡大する見込み
で、特に大量生産に向けた工場の大型化や自動化のニーズが高まっています。こうしたニーズに対応できる企業も国内数社のみ
であり、事業を確立している企業は少ないため、トップランナーになれる環境があります。
【競合優位性】
・2014年から産学連携で苗診断ロボットや自動移植機の開発をはじめ、これまで培ってきたノウハウと、既存事業のマテハン事
業とのシナジーを活用し、大型工場の搬送や自動化を実現することができます。
・自動移植機においては、ピッキングにおける爪の開閉と、高さ方向の移動・位置決めを高精度に行う独自技術も有しており、AI
や画像処理などのデジタル技術を用いて、勘とコツで行われてきた農作業を直物工場内で自動化することが可能です。
【やりがい・魅力】
・アグリビジネスの事業拡大へ向け、積極的に取り組んでおり、社内での注目度も非常に高く新事業の柱にしたいと考えています。また、植物工場だけでなく、農業分野を拡大する計画もあり、社会貢献性の高いビジネスでダイナミックにチャレンジできる環境があります。
・制御対象としては、制御盤以降の各機器におけるピッキングやハンドリングなど、特殊な制御が必要になる製品のため、自身のアイデアを組み込みながら創り上げる面白さがあります。今回ご入社いただく方には、新たな概念の制御機能開発に向けて積極的にチャレンジいただきたいと考えています。
◆プライベートの充実が業務のやりがいへと繋がると考えており、休暇取得、フレックス・裁量労働時間については融通が利くカルチャーです。課内の雰囲気も非常に良く、メンバーもモチベーション高く仕事に取り組んでおられます。
※社員定着性:社員平均年齢41.1歳/離職率:1.95%/平均勤続年数17年/入社3年定着率90%以上