ダイキン工業株式会社
■2050年に3倍にまで伸びると言われているグローバルでの空調事業や新たな地域・商品領域への挑戦に対し、エアコンの心臓部であり重要コア技術である圧縮機の新機種開発に携わって頂きます。ダイキン工業は直膨空調と呼ばれる小型~中型空調商品向けのスイング圧縮機・スクロール圧縮機(家庭~ビル等)、アプライド空調と呼ばれる大型空調商品向けのスクリュー圧縮機・ターボ圧縮機(空港、スタジアム等)と幅広い空調市場を網羅する4種類の圧縮機を開発しています。圧縮機は自動車でいえばエンジンにあたる最重要部品であり、ダイキン工業が得意とする省エネインバータ技術、最適冷媒による環境先進技術で世の中を変革させることに大きく貢献していくミッションとなります。
■具体的な担当業務
世界No.1圧縮機を実現する為の技術開発は機械設計、機構設計、金属・樹脂材料評価、静音制振設計など様々な要素技術の組み合わせで成り立ちます。入社後すぐにこれら全てをカバー頂く必要はございませんが、これまでの技術者としての経験で培われたそれら一般の機械設計技術を有することを前提として、空調用途やその応用分野でご活躍頂けることを望んでいます。具体的には、これまでの技術者としての専門性、経験、スキルを活かし、種々の要素技術開発・先行開発・量産開発を取り纏めた新規開発製品のリーダー、メンバーマネジメントなど部門の中核を担うリーダーとして活躍頂く人材を希望しており、スイング、スクロール、スクリュー、ターボ圧縮機の機械設計、基盤となる潤滑や解析(デジタル)技術開発に従事して頂きます。
【職務内容の一例】
全圧縮機共通:
・理論計算、CAE・CFD解析等を使用した構造部品の最適化、高効率化設計検討
・材料やその加工法まで見越した強度・構造面での設計検討
・圧縮機内部の部品挙動や冷媒の流れなどを計測するセンシングや計測技術
・静的解析だけでなく動的解析や圧縮機を製品に搭載した時の連成解析
・軸受や潤滑油などの潤滑技術、振動・騒音などの流体・音響技術
スクリュー・ターボ圧縮機:
上記に加えて
・軸系のロータダイナミクス解析・設計
・CFD解析を使用したエアロ設計 等
■使用ツール:3D-CAD、Solid Edge、Femap NX Nastran、OpenFOAM、Actran他、解析ツールは多数
■ポジション・立場:圧縮機先行開発チームの中で、新たな要素技術開発と機種開発そのものをけん引するリーダーとしての活躍を期待しています。
■仕事のやりがい
・圧縮機は、自動車のエンジンにあたる心臓部であり、エアコンの商品力である能力・効率・コストを決定づけるエアコンの最重要部品です。
・ダイキン強みであるヒートポンプ技術は、投入するエネルギーの数倍の熱量を産み出す環境技術であり、圧縮機の性能を向上させることで、単に消費電力の削減だけではなく、燃焼やヒーターなど環境負荷の高い暖房器具をエアコンに置き換えることができます。
・ダイキン工業では小型の家庭用(ルームエアコン)から、複数の室内機を接続しワンフロア全体を1台の室外機で賄うといったビル用マルチ、空港やホテル丸ごとといった大型チラー製品まで、ラインアップの幅広さはグローバルNo.1で、日本、中国、アジアオセアニア、欧州、北米・・・と年々グローバルでの売上高や販売エリアが広がっているのがビジネスの特徴です。エアコンといっても冷暖併用、冷房専用、暖房、給湯と用途幅もまだまだ広がっています。また、世界それぞれの地域でその歴史や風土から求められるエアコンの性能(使い方)や価格は様々で、その特徴に合わせて最適な圧縮機を開発しています。(冷媒対応、暖房、低温領域はより拡大する)
・対象となる物理現象の世界観は自動車エンジンを凌ぐほどです。その奥深さゆえ、常に新たな製品、技術に触れる為に、知的好奇心が刺激され続ける仕事です。設計者、技術開発者には、設計業務だけでなく、モノづくり(試作)、試験評価、分析等も自分でやれるようになることを期待しています。各役割を縦割りするのではなく、設計検討は勿論のこと、実験・計測も含めた幅広く機械設計に携わることができることに積極的に取り組める人にとっては、大変やりがいがあると考えています。
・また、日本に限らず、中国、アセアン、インド、欧州、北米といったグローバルでの活躍が経験できます。
・将来的には機種開発の取りまとめや新規開発製品のリーダーなど部門の中核を担うリーダーとして成長して頂くことを期待しています。
■同社は「空調事業」・「化学事業」・「フィルター事業」の3つを柱に世界に事業を展開。売上の7割以上を海外で生み出すグローバルリーディングカンパニーです。
■日本に限らず、中国、アセアン、インド、欧州、北米といったグローバルでの活躍が経験できます。
将来的には機種開発の取りまとめや新規開発製品のリーダーなど部門の中核を担うリーダーとして成長して頂くことを期待しています