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日系企業の転職術 vol.004面接の準備術

転職に立ちはだかる大きな壁、面接。受け答えや印象などで命運が決まるといってもいいでしょう。では、面接に臨むにあたって成功するコツとはどのようなものなのでしょうか。面接で落とされないための注意点や、採用されるためのテクニックなどを紹介します。

一次面接を通過できない人の特徴

一次面接を通過できない人には特徴があり、主に以下の3つの要素について注意を怠っているためと考えられます。逆に言えば、これらのポイントを押さえておけば、一次面接に通過できる確率は高くなります。

1面接で何が求められているか

面接において、面接官が数々の質問をしてきますが、もちろんそれは単に質問しているのではなく、受け答えによって見えてくる面をチェックしているのです。新卒のときと違って、転職の場合は特に求められることが多くなります。新卒の場合は主にやる気や真面目さなどが重視されますが、転職の場合はこれまでの社会人経験を踏まえ、コミュニケーション力や仕事への適性、自分をプレゼンする能力などが重視されます。
面接官の質問にはそれぞれ意図があります。その質問の意図をくみ取った上で、的確な回答ができるのが理想でしょう。その上で、自分がこれまでの社会人経験でどのようなスキルを培ってきたか、それを転職先でどのように生かすことができるのかを冷静に分析してプレゼンすることがカギとなるのです。
面接で求められていることを押さえていないと、採用が遠のいてしまいます。

2面接時のNG発言

一次面接を通過できない人は、面接官の印象を悪くしてしまうようなNG発言をしてしまっていることが多くあります。面接の対策として、留意すべき重要なポイントを押さえておきましょう。

気をつけたいNG発言
NG1 給与や待遇など条件面に固執した質問をする
NG2 現職の上司や同僚、組織に関する批判的・ネガティブな発言をする
NG3 教育体制についての質問をする(中途採用は即戦力であるため教育に関する質問は好ましくない)
NG4 志望動機を聞かれた際、「エージェントからの紹介」と言ってしまう
NG5 退職理由と志望動機に一貫性がない

大げさな自慢話や過去の仕事の不平不満の話は、面接官にとって有益な話ではありません。面接官はこの人に何をしてもらえるのか、仕事の実績は何だったのかを聞きたいと思っているため、ネガティブな発言をしたり、経歴、スキルについての回答が自分を大きく見せているものだと見抜かれてしまえば、信用を失い、悪い印象しか残らないので注意が必要です。

3準備の重要性

面接において重要なのは、その会社で自分に何ができるのかを売り込むことです。そのためには、どのような仕事をやりたいか、自分のスキルで何ができるか、強みや弱みは何かといったことを細かく自己分析しておくことが大切です。
自分を冷静に分析できていれば、会社に貢献できることも具体的に話すことができますし、それが現実的なものとして見えてきます。
そして会社側も、求める人材にふさわしいかを判断しやすくなるのです。これができていないと、そのポジションには適合しないものと見なされ、面接を通過できない確率が高くなってしまいます。

自分を売り込むテクニック

では、面接において自分自身をアピールするために
どのようなことに気をつければいいのでしょうか。
具体的なテクニックを挙げていきます。

  • 言動からのメッセージ面接の際には、見た目や話し方など細かなところで印象が決まってきます。身だしなみや言動からにじみ出るその人の人格などもある程度読み取られてしまうのです。逆に、ちょっとしたことに注意すればそれだけで好印象を与えられます。
    身だしなみひとつ取っても、着崩れたスーツや汚れた靴ではだらしない印象を与えてしまいます。清潔感のある身だしなみを今一度確認しましょう。面接で話すときは、明るいトーンや表情を心掛けるようにします。これだけでも前向きな姿勢をくんでもらえるでしょう。
    また正しい言葉遣いをするのもポイントのひとつです。これまでの社会人経験を踏まえて落ち着いて話をするようにしましょう。面接のときの話し方も、簡潔に伝えることや結論を先に持ってくることなどを意識するのがポイントです。
  • ストーリーとベネフィットを語る面接のときに話しておきたいことは、自分がこれまでたどってきた経歴とこれからのキャリアビジョンについて具体的に語ることです。それが転職理由につながるので、具体的に筋立ててストーリー化しましょう。それを実現するためには、過去の経歴を洗い直し、その上で自分のスキルや今後の仕事への目標をきちんと整理しておくことが大切です。ストーリーとしてのつながりがないと、なぜその会社への転職を志望しているのかが見えなくなってしまいます。
    さらに、経歴をストーリー化して自らをプレゼンテーションすることは、会社が自分を採用したときに得られるベネフィットを明確に提示することにもつながります。
    自分が会社にとって利益をもたらす人材であることをアピールしましょう。これにより、なぜその会社を志望したかも明確になり、会社側も自社に有益な人材であると判断できる要素となります。
  • インパクトを残す面接後の選考において、まっ先に思い浮かべるのは面接時にインパクトを残した人のことでしょう。何らかの要素において、プラスの意味で強烈なインパクトを残すことができれば、選考に残りやすくなるともいえます。
    そのためには、ただ単に面接官の質問に無難に答えるだけではなく、会社側の立場に立った回答をすることです。これは、自分がどれだけ会社に貢献できるかのアピールにもつながります。会社の利益を上げるという視点に立ち、そこに自分がどのように関わっていきたいかという視点があれば、他の応募者と差をつけることができるでしょう。
    また、その会社や業界について細かく分析を行い、具体的な施策やそこに自分がどう貢献できるかというプレゼン資料を作って提出するのも有益です。一見、出過ぎた行動にも思えますが、これによってその会社や業界のことをどれだけ調べているか、また自分が貢献できる点についてどれだけ把握できているかのアピールになることは確かです。面接官の質問を遮ってまでアピールするのはNGですが、面接官の質問が終わり、自分のことを話せる時間ができたらアピールすればいいのです。

ポイントを上げる質問タイム

どのような面接でも、ひと通りの質疑応答を終えたら面接官は応募者に対して「質問はありますか?」と聞いてきます。これは、逆質問をして印象をアップさせるチャンスです。ただし、単純に何でも質問すればいいわけではなく、的確な質問でポイントを上げることが必要となります。逆質問で押さえておくべき点とは何でしょうか。

相手によって変える
面接官がその会社でどのような役職や部署に就いているかによって、答えてもらえる内容も異なります。例えば面接官が営業部長だったとして、人事関係の質問をしてもやや的外れです。営業部長などに質問するときは現場で生かせるスキルについて聞いたり、人事部長などのときは会社でのキャリアパスに関連する質問をしたりなど、いくつかのパターンを想定して考えておくのがいいでしょう。
聞きにくいことに切り込む
逆質問ができる機会は、面接時に聞きにくいことに切り込めるチャンスでもあります。会社側に選ばれるだけではなく、その会社が転職するのにふさわしいかを自分で判断するための要素を聞き出すのも大切なのです。そのためには、自分が転職時に提示したい条件をしっかりと自己分析した上で、その内容と会社側の考えがマッチするかがわかる質問を用意しておきましょう。
時事ネタ、業界ネタを盛り込む
逆質問の際に、例えば時事ネタを盛り込むと社会情勢に興味を持ち積極性があるという印象を与えることができます。
さらにそのネタに関する考え方をアピールすることにもつながり、会社が求める人材像とのマッチングもしやすくなるのです。また、その会社の業界全体に関するネタを質問するのもいいでしょう。同業他社に対してどのように競合しているのかなどを聞けば、その会社が持つビジョンがどのようなものかを把握できます。そのためには、事前に業界の動向をよくチェックしておくことが大切です。

転職における面接は非常に大事な場面です。ここで間違ってしまうとなかなか採用に結びつかないといったことに。しかし、ポイントを押さえて的確な対応をすることによって、会社が自分に持つ印象をかなりアップさせることができるのです。これらのテクニックを踏まえ、万全の準備をして面接に臨みましょう。

コンサルタント 藤田孝弘

大学卒業後、人事系コンサルティング会社にて人材採用と教育・人事制度関連の法人向けコンサルティングに約10年間従事。その後、人材サーチファームにてITやコンサルティング業界を中心とした転職コンサルタントを経て、アデコの人材紹介サービスの立ち上げに参画し、現在に至る。人材サービス業界において30年近いキャリアを持つ。

※2017.02.27の記事

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