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物流部門アナライズ

物流部門の求人動向・ニーズ

物流の求人倍率は平成28年6月の段階で1.16。感覚的には横ばいか、やや伸びている印象です。伸びている理由としては、世の中の景気全体がよくなっていることと、グローバル化の加速によって海外に進出しているメーカーが増え、輸出入が増えているためです。また、それに伴いモノを入れる倉庫の利用も増えており、運搬同様に倉庫管理など含めた物流業界全体で求人数が伸びています。

物流部門のトピックス

企業のグローバル化や平均年齢の上昇で、物流業界の
求人が拡大
物流業界の今後は企業のグローバル展開の加速に伴い伸びていくと思われます。TPPやEUなどの動向を注視する必要はありますが、いまのところ求人に大きな影響は出ていません。また、倉庫業では平均年齢の上昇に伴い、次の担い手である若手の育成を早めに行おうという動きが出てきています。
求人数はあるけれどマッチングの幅は狭い。
そのため、早めのキャリア設計が大事
物流業界の求人数はそれなりにありますが、企業側は幅広い条件で募集しているわけではなく、取引国や扱う商材などある程度絞り込まれた求人が行われているため、そこにマッチする人材がなかなかいないといった状況です。そのため応募者は、早めに登録しておくこと、そして早期のキャリア設計を行い、いまの職場でできるだけ実績をつくっておくことが重要になってきます。

コンサルタント瀧脇に聞く、物流部門の攻略法

  • Point1 知名度やイメージだけで判断せず、企業研究をしっかり行い、自分のキャリアとのマッチングを見極めよう
  • Point2 未経験の部分は、具体的な経験やエピソードを
    アピールして可能性をしっかり伝えよう
応募者からはどういったニーズが多いですか?
経験者と未経験者で多少異なります。経験者ですと、条件や待遇のいいところに行きたいという方、組織の上が詰まっていて早くマネジメントの経験を積みたいという方が多くいます。職種的には、物流企画にチャレンジしたいという方もいます。
未経験者の方はどういう希望が多いのでしょうか?
フォワダー(荷主から貨物を預かり、他の業者の運送手段を利用し運送を引き受ける事業者)の営業を希望される方が多くいます。出張が多く、海外に行く機会が多いので、そうした経験をしたいという動機が多いですね。
先日転職が決まった方は、27歳の方でグローバルな医療機器メーカーに勤めていました。海外の大学も出ていたけれど、職場で英語力を生かす機会もなく、国内転勤の話も出ていました。そこで、年収は下がるけれど物流業界に行きたいということで転職を決められました。
海外出張に行きたいというのも、表面的な動機に感じますが…。
言葉だけ聞くとそう感じてしまうかもしれませんが、実際はそんな優雅なものではありません。むしろ、責任も重く、ハードな仕事です。現地に行ってみたら手配がうまくいっておらず、荷卸しを手伝ったり、自ら運転して荷物を運んだりということもよくあるようです。トラブルに対処する臨機応変さも必要です。でも、そうした経験を通して、自分が手配したモノが実際に目的地に到着するのを見届けたときは、ものすごい達成感を得られるようです。最初の動機は海外への憧れでも、そうして仕事へのやりがいに変わっていく方も多いようですね。
確かに物流というのは企業活動の上でたいへん重要な分野ですよね。
熊本出身の方で物流業界で働いていた方がいました。その方は、いったん別の業界に移られたのですが、2016年の熊本地震を通してモノを運ぶという仕事の重要性や魅力に気付き、もういちど物流業界に戻ると決意されていました。このように、物流と言うのは日本産業の動脈であり、なくてはならない分野なので、そこに関わるのは非常にやりがいがあるのだと思います。
企業側からはどういう求人やニーズが多いのでしょうか?
実務と営業の両方の経験がある方や営業先をたくさん開拓してきた実績がある方とかですね。あとは、自発的に自分で考えて動ける方。どこの業界でもそうだと思いますが。
そんなスーパービジネスマンいますか?(笑)
そこは、私たちエージェントの腕の見せ所です。私は、その企業がどこに力を入れているのか、今後どういう戦略で動こうとしているのかを把握するように努めています。ある大企業では数量が膨大なため、スピーディで適確な処理能力が重視されているかもしれません。また、日本に進出したばかりの外資系企業の場合は、取引先を増やしていく開拓力が重要かもしれません。その企業の状況や課題を整理し、見合う応募者を紹介することが私たちの仕事です。
英語は必須なのでしょうか?
フォワダーの営業では、海外とのやりとりが多いので、英語は必須です。面接の中で、突然英語での面接が行われたケースもありました。エリアによってはさらにその国の言葉もできたら“なお良し”です。部門によっては、契約を結んだりするので、交渉レベルでの語学力が求められます。内勤であれば読み書きができればなんとかなるかもしれませんが、現地での交渉となると話せないといけないので条件が厳しくなってきます。
そうしたポジションに応募される方は、英語はみんなできるのが当たり前なんですね。面接などで勝ち残っていくためにはどうしたらいいでしょうか?
企業研究をしっかりすることだと思います。企業によって強いところや強化したいところは違うので、そこに合わせて自分をどうアピールするかが重要です。私たちエージェントは採用担当者との日々の会話でそうした情報を把握しているので、応募者の方にできるだけ提供してマッチングしやすいようにしています。
企業からの求人票を見るときのポイントはありますか?
扱う商材は何か、取引国はどこか、規模感、輸出メインか輸入メインかなど、しっかり企業研究をして自分の経歴とできるだけマッチした会社に応募することが大切です。
日本では小さかったり知名度は低いけれど、グローバルで見れば大きい会社ということもありますので、イメージに流されずきちんとその会社のことを知る必要があります。ネームバリューだけでなく、キャリアをどう生かせるのかしっかりと見極めることも大事です。
ただ完全にマッチした会社だと転職しても環境はそれほど変わらないわけで、転職となると未経験の部分にチャレンジしていく要素も入ってきますよね。そのあたりはどうアピールすればいいのでしょうか?
正直、年齢と経歴のバランスもありますが、想いの強さは大切です。しっかりと業界研究もして、面接でアピールできるようにしてください。また、できれば実績からポテンシャルを感じてもらうことができるとベターです。いまの仕事に直結していない場合でも、こうしたトラブルがあったけれどどのように乗り越えてきたかなど、働きぶりを伝えることで、未経験の領域にどう取り組むかをイメージしてもらえるようにしましょう。
応募者の方によくするアドバイスはありますか?
面接が進んでいくと、本当にその会社に入っていいのだろうかと迷ったり悩まれる方は多くいます。そんなときは、最初の目的や動機を再確認して考えてください。幅広く応募していていい条件が出されたりすると、本来の目標じゃない職種などにもなびくことがあります。また、逆に本当に自分のスキルで務まるのか不安になったりもします。そうしたときには、転職しようと考えた原点に戻って自分を見つめ直すことで、あとあと後悔しない選択肢を見極めるようにアドバイスします。

最後に

物流はグローバル化で重要度がますます高まっていますが、商材や取引国などの縛りがあり、ピンポイントな求人が多くマッチングが難しい業界です。エージェントの役割は、そこに優先順位をつけて可能性も含めマッチングしていくこと。全力でサポートさせていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください。

コンサルタント 瀧脇布美子

富山県出身。大学卒業後、航空地上職、留学カウンセラーなどを経験。グローバルかつ、もっと人に関わる仕事がしたいという想いからアデコに入社。物流業界において、様々な職種を担当。
自分の言葉やアドバイスが、皆さまのプラスに働くようなエージェントであり続けられるよう日々精進して参ります。
※2016.09.26 の記事

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