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金融業界アナライズ

金融業界の求人動向・ニーズ

金融業界の有効求人倍率は平成28年3月の段階で0.67。リーマンショックで一度ガクンと落ちて、そこから回復し、ここ2年くらいはほぼ横ばいです。他の業界に比べると有効求人倍率は低めだと思います。その理由は、求職者の方が金融業界の中だけで活動されることが多いことと、マーケット環境に影響されやすい業界でもあるからです。景気がさらによくなっていくと求人数も増えていきますが、一方で現職の待遇もよくなり応募者の動きが鈍くなるという傾向もあります。

金融業界のトピックス

国内系企業の求人は堅調に推移
銀行・証券・保険などによる有効求人倍率の違いはそれほどありません。ただ、最近は外資系銀行・証券会社の採用が若干トーンダウンしており、一方で国内系金融機関の求人は堅調です。職種別では、営業の募集は常にありますが、法務やコンプライアンス部門なども活発になっています。
条件は厳しいけれど、Fintechは金融業界の注目分野
業界の将来性を考えたときに、Fintech(FinanceとTechnologyを組み合わせた造語。ITを活用した革新的金融・決済・財務サービスのこと)は大きなキーワードになると言えます。私たちもFintechを推進していくコンサルティング会社の求人も取り扱うようになりました。ベンチャーマインドをもって挑戦したい、新しいことに積極的に取り組みたいという方にはおすすめです。ただ、最先端の分野なため、本社の企画系部署などでの経験と実績がないと厳しいのも事実です。
職種に応じた資格は必須。英語もこれからは必要に
やはり英語力は武器になると思います。外資系企業ならほとんどが必須となります。国内系企業でも、部門によっては英語力必須というところもありますので、転職の幅は間違いなく広がります。あとはポジションに合ったスキルや資格ですね。たとえば、カード会社なら貸金業務取扱主任者、証券会社なら外務員資格など。ちなみに、金融業界の業法は常に変わるので、入社後も勉強し続けなくてはいけません。そういう面でのストレス耐性や意欲も重要です。

コンサルタント八巻に聞く、金融業界の攻略法

  • Point1 専門性を生かした実績と柔軟性をアピールしていこう
  • Point2 専門性を生かせる募集は、早めの登録による待ちの姿勢で情報をキャッチしよう
  • Point3 転職時の年収だけでなく、生涯年収やキャリアまでしっかり見よう
もともと金融業界出身なんですか。
そうです。もともと銀行にいて、その後流通系銀行、カード会社に転職しました。35歳を過ぎると求人が少なくなってくる現実や、30代後半になってどう専門性や即戦力をアピールしていくのかなど、私が実体験を通して感じたことやノウハウはできるだけ応募者の方にお伝えするようにしています。
金融業界にはどういった業界からの転職が多いのでしょうか。
金融という専門性を求められる業界であり、異業種からの転職はかなり厳しいですが、業界内であれば銀行・証券・保険会社間での転職も難しくありません。規制緩和により、銀行・証券・保険の垣根がなくなったことで、たとえば銀行でも資金運用などの分野で証券会社の人のスキルが役立つポジションがあるからです。ただし、WEBマーケティングなど業界を問わずスキルを生かせるポジションについては、金融業界未経験者であっても採用のニーズはあります。
そうした場合、転職をしても扱う商品はそれほど変わらないのでしょうか。
変わらないポジションもあります。銀行内で証券のスキルを生かすような転職をした方は、銀行に絞って探していたわけではなく、応募者の方がやりたいことを探していたところ銀行にそういうポジションがあったというケースですね。
企業によって雰囲気はけっこう違いがありますか。
企業内のカルチャーは会社によって違います。私自身も複数社移りましたが、カルチャーはどこもまったく異なりました。入ってみないと分からない部分もありますが、私たちも可能な限り求職者の方に情報を伝えるようにしています。
そうした企業文化の違いになじめる人となじめない人の違いはありますか。
コミュニケーション力があるかどうかは大事ですね。あとは、転職すると自分の力をすぐに発揮して即戦力としてアピールしなきゃと思われる方も多いですが、まずは、その企業になじむことを優先させることが大切だと思います。会社によって顧客ターゲットや仕事の進め方は異なりますし仕事はひとりではできないので、周りとのコミュニケーションを上手に図り、味方をたくさんつくることが、結果的に実績を出す近道になるのだと思います。
どういう動機で転職を希望する方が多いでしょうか。
金融ならではということではないですが、たとえば上が詰まっていて昇進が難しいとか、新しいフィールドでキャリアアップを図りたいという理由が多いですね。本音ベースで言うとネガティブな理由もありますが、半分以上はポジティブな理由です。
実際に転職活動でうまくいくのはどういう方ですか。
前職でそれなりの専門性を生かしてきちんと実績を残した方は強いですね。あとは、変化の激しい業界ですので、柔軟で勉強熱心な方というのも歓迎されます。いろんな部署と連携・協業しながら物事を進めていくので他部署連携の上手な方も必要とされています。
専門性を生かすとなると職種の幅は狭くなるわけで、常に求人があるわけではないんでしょうか。
そうですね。そういう方にはすぐに紹介できる案件があるとは限りません。ただ、Spring転職エージェントに登録しておいてもらえれば、そうした求人が発生した際、すぐに打診ができます。登録料がかかるわけではないので、転職の意向があって、専門的なスキルをもっている方は特に早めに登録してください。
金融業界ならではの求人票を見る際などのチェックポイントはありますか。
定年が何歳か、とか退職金の有無は大切ですね。転職時の年収だけに一喜一憂せず、生涯年収を意識するといいでしょう。転職時は年収1,300万円でも50歳になったら700万円まで大幅ダウンとか、また、55歳定年の企業もあります。目の前の条件だけではなく、将来をしっかり見据える必要があります。ただ、こうしたことは求人票には書かれていないことも多いので、私たちに聞いてください。
職務経歴書を応募する会社によって変えたりもするのでしょうか。
募集要項に対して職務経歴書が弱いと感じたときは、求人票に記載された内容に合致する経験や成果を補強してくださいとお願いしますが、企業の採用担当者に推薦する前後に必ず電話して、「職務経歴書ではわかりづらいかもしれませんが、こういう方なのでよろしくお願いします」、というフォローをしています。
面接で気をつけることはありますか。
自分のキャリアの棚卸しをしっかりして面接に臨んでください。「いつ」「どういう状態で」「どういうこと」をやってきたか、などをきちんと整理し、自分の強みをしっかり伝えられるようにしてください。また、面接の序盤は短めに回答し面接官のニーズや期待することを見極めることが必要だと思います。長々と話し過ぎずに面接官が興味を持ったポイントに対してしっかり答えていくことが大事です。

最後に

金融業界は専門的な職種も多く、会社によって雰囲気も大きく異なるため、転職を躊躇される方もいるかと思います。
しかし、そのまま同じ会社にいてそこでしか通用しないビジネスパーソンになってしまうのも、意外と変化の多い金融業界においてはリスクかもしれません。自分の市場価値を知るためにも転職を視野に入れてみてはいかがでしょうか。Spring転職エージェントは転職の成否だけでなく、皆さまのこれからのキャリア全体を見て求人をご紹介していますので、まずはお気軽にご相談ください。

コンサルタント 八巻登

大学卒業後、地方銀行で営業・本社企画部門などの職に就く。上京し、流通系銀行に転職。その後、銀行とは異なる無形サービスでの異なる業界に興味を持ち、人材紹介会社に転職し経験を積む。その後、アデコに入社。培ってきたキャリアを生かし金融業界をメインに他事業会社の管理部門を担当している。親兄弟のような関係性を皆さま一人ひとりと築けるようになりたいと考えています。
※2016.10.25 の記事

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