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転職コラム:IT業界の転職、ウソ・ホント 転職にまつわる様々なウワサや疑問に、現役コンサルタントがずばり解答!

疑問その3

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なぜ、その資格が必要なのかをしっかり考えてみる

もうひとつ、採用担当者が資格に関して注目するポイントに、「資格を取得した動機」があります。
同じく小規模なSIerでインフラエンジニアとして勤務する、林さん(仮名 29歳)の例を見てみましょう。

8個ものベンダー資格を取得したものの転職には役立たず…

林さんの会社では、客先に常駐してプロジェクトに参加する形態をとっており、プロジェクトに応じてさまざまな技術が要求される反面、専門性を深めることが難しいという不満がありました。

ネットワーク技術に特化したスペシャリストを目指す林さんは、現在の会社に入社して4年が経過したことを契機に、転職活動を開始します。

林さんの場合、顧客や取引先に対して実力をアピールする目的もあり、これまで参加してきたプロジェクトに関連して、8個ものベンダー資格を取得していました。それだけに「採用担当者が実務経験や知識を高く評価してくれるはず」との自負もありましたが、予想に反して、なかなか結果に結び付けることができません。


転職において、資格の有無が評価されることがないのはすでに述べた通りですが、林さんのように多方面にわたる資格を取得していると、キャリア形成にブレがあると見なされ、かえってマイナスになる場合があります。

つまり、「自分の強みや、やりたい仕事が明確になっていない」という評価を下される可能性があるのです。ほとんどの場合、採用担当者は「なぜその資格を取ろうと思ったのか」という動機に着目します。

「現場で困ったことがキッカケとなり、より知りたくなって勉強した」のか、「会社から取得を指示された」のか、あるいは「ただ資格を取得することだけが目的の資格マニアなのか」などを判断することによって、その人のキャリアプランや仕事に対する姿勢を評価するわけです。

そのため、資格取得の動機をしっかりと説明できない場合や、応募した職種とジャンルがかけ離れた資格を取得している場合は、あえて履歴書に書かないほうが良い場合もあります。

ちなみに林さんの場合は、「多数の資格を取得したことによるスキルの高さ」を前面に出していたことが、不採用の原因だったといえるでしょう。

そこで弊社にご相談いただいた時点で、「多くの資格を取得しているのは、どのようなプロジェクトにも素早く適応でき、高い学習意欲をもって仕事を行えることの証明」とアピールの中身を切り替えることとしました。

結果、ネットワーク機器メーカーをはじめ、複数のベンダーからエンジニアとしての内定を得ることができています。

資格の取得には、多くの時間や労力、場合によっては相応のお金が必要となります。転職にあたって、キャリアアップを実現するため資格取得に取り組もうと考えている方も多いと思いますが、その資格が本当に必要なものなのか、まずはじっくりと考えてみてください。


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